命の誕生を可能にした地球の絶妙な位置
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いきものヒストリー第1話:地球の絶妙な位置
地球の誕生から生命の誕生、そして陸上への生物の進出
46億年前に数キロメートルの小さな惑星が衝突や合体を繰り返して原始地球がうまれました。 惑星の衝突が少なくなると温度が下がり、多量に発生した水蒸気は水となり、やがて海となったのです。
その後、海には大量の光合成生物が誕生し、その結果、多量の酸素ができました。
そして、この酸素が大気中に拡散し、大気中の地上10キロメートルから40キロメートルにある成層圏にオゾン層が長い年月をかけて形成されました。このオゾン層は、太陽からの非常に有害な紫外線から生物を守る役目を果たしてきました。このため、生物が進化をくり返して海から陸上へ進出することが可能になったのです。
地球の位置
地球は太陽からの距離がほどよく離れており、水蒸気、炭酸ガス、メタン、フロン類などの温室効果ガスの影響もあって、表面温度は15℃に保たれています。しかし金星は地球に比べて太陽にやや近く炭酸ガスによる温室効果によって表面温度は462℃と高温になっています。一方、火星では太陽からの距離が地球より遠く、炭酸ガスの温室効果によってもなお、マイナス50℃の極寒の地になってしまいます。金星、火星においては、生物が地球と同じように生き延びていくには厳しい環境下にあります。このように、わたしたちの住んでいる水の惑星と呼ばれる地球は宇宙の微妙な空間の中に存在しているのです。
第1話 | 地球の絶妙な位置 |
第2話 | 地球規模の9項目-温暖化ってどういうこと? |
第3話 | 温暖化と蚊-生息域の拡大で起こること- |
第4話 | 生物の絶滅-かつてないほどのスピードで消えていくー |
第5話 | クニマス-奇跡の魚と呼ばれて- |
第6話 | 日本列島は生き物の宝庫です-固有種がたくさん生息しています- |
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