ムシ界のナンバーワン保育士はハサミムシ
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ハサミムシはどんなムシ?
ハサミムシ目(革翅目《かくしもく》)に属する昆虫の総称で、国内には20種程度が生息している。ハサミのような形からハサミムシと呼ばれている。また、特有な翅のたたみ(畳)方から、畳翅目ともいわれています。
体は細長く10~30mmの大きさで、褐色、赤褐色をしており体表には光沢がある。
翅のあるもの(灯火に誘引されて飛んでくる)から退化して一部が残っているものや翅のないものもいる。
夜行性で日中は落葉、石、朽ち木などの湿気の多い場所に隠れてじっとしている。尾部は硬い革質のハサミ状で毒虫と誤解されることが多いが無毒である。しかし、ハサミの力は強く、外敵に対してサソリのように臀部をあげ、挟んで攻撃する。
英語名はEarwig 耳に関係の深いムシ
眠っている人の耳に入り脳まで貫通するという迷信が広がっていたそうです。フランスではハサミムシのハサミがピアスの孔をあける器具に似ているので「耳の孔開けムシ」と呼んでいるそうです。
卵のそばを離れません
雌は産んだ卵(30~50個)のそばにずっといます。卵を外敵から守り、いつも卵をきれいになめてカビやダニがつかないようにしています。また、低温の時は卵を集めたり、高温の時は卵を離すなど、環境に合わせているそうです。
そして、卵から孵った幼虫にエサを運び、子育てをする愛すべき習性をもっています。
横川吸虫/水辺のいきもの/ユスリカ/ワラジムシ/タマムシ/ハサミムシ
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