小さな穴でもオシャレが台無し。犯人は衣類につく蛾「イガ」。
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虫干し
カビや虫害から衣類、書画を守るため、それらに風を通して陰干しにすること土用干(どようぼし)・曝書(ばくしょ)ともいいます。(生活習慣)
ムシは見つからないのに衣類に穴が
寒くなり、ウールのスーツや毛皮のコートを洋服ダンスから出して着ようとした際、それらの衣類に穴があいていてがっかりすることがあります。ほんの小さな穴であっても高価なものや気に入った服をあきらめなくてはならず、くやしい思いをしたことはありませんか?このような被害を与えているのがイガという虫です。
イガとは「衣類につくガ」という意味
日本にはイガの他にコイガもいますが、衣類への被害はイガの方が多いようです。
イガの生活史
衣類を虫干しした際、成虫(写真1)は衣類のすきまに30~40個の卵(写真2)をばらばらに産み付けます。
卵からふ化した幼虫は(写真3)のように繊維をかみ切り、自分で糸を出してつづり合わせた筒状の巣を作ります。
この巣の中で羊毛や毛皮の主成分であるたん白ケラチンを食べて生活します。成長すると体長が6mm前後になります(写真4)
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